電動キックボードの実際の速度は?
電動キックボードのメーター表示は、実際よりも高めに表示されがちです。5〜15%ほど高く表示されるケースは一般的で、格安モデルではさらに差が開くこともあります。本ツールは人工衛星(GPS)を使って実際の移動速度を測定し、メーター上に制限速度を表示。制限速度を超えると警告音でお知らせします。
アラートの初期設定はヨーロッパの多くの地域で一般的な25 km/hになっています。イギリスやスウェーデン、シェアリングサービスで一般的な20 km/hや、ナンバー登録済みの原付クラス(45 km/h)に切り替える場合は、対応する数字をタップしてください。
なぜメーター表示が高く出るのか?
電動キックボードには自動車のような車速センサーがありません。ハブモーターの電気的な回転数をカウントし、ファームウェアに記録されたタイヤの外周長を掛け合わせて速度を算出しています。しかし、その外周長は「工場出荷時のタイヤ」「メーカー想定の空気圧」「無乗車状態」を前提に設定されています。
実際の走行条件はこれとは異なります。空気圧が低いタイヤは硬いタイヤよりも有効半径が小さくなり、摩耗したタイヤも小さくなります。さらに乗る人の体重でタイヤが潰れるため、1メートル進むあたりのタイヤ回転数が増加します。メーターはその回転数をすべて「進んだ距離」として計算してしまうため、表示速度が高くなるのです。
国・地域別の制限速度
規則は頻繁に改正され、国だけでなく都市によっても異なります。本Webサイトではアクセス元の位置情報を取得・特定していませんので、以下はあくまで参考情報とし、必ずご自身が走行する地域の最新ルールをご確認ください。
| 国・地域 | 制限速度 | 備考 |
|---|---|---|
| イギリス | 15.5 mph / 25 km/h | 個人所有の電動キックボードは公道走行不可。レンタル車両は速度制限あり |
| ドイツ | 20 km/h | 保険プレートの装着が必須 |
| フランス | 25 km/h | 歩道走行禁止 |
| スペイン | 25 km/h | ヘルメット着用ルールは都市により異なる |
| イタリア | 20 km/h | 歩行者優先エリアでは6 km/h |
| アメリカ合衆国 | 15〜20 mph | 州や都市の規定による |
航続距離を縮める原因とは?
カタログに記載された公称航続距離は、「体重の軽いライダーが平坦な道路を控えめな一定速度で走った場合」の数値です。実際の走行環境とは大きく異なります。
- 最も大きな影響を与えるのは「速度」です。 空気抵抗は速度の2乗に比例して大きくなります。そのため、20 km/hで巡航する代わりにフルスピードで走り続けると、航続距離が半減することがあります。
- 坂道・登坂。 「獲得標高」はどれだけ坂を登ったかを示します。1メートル登るごとに、相応のバッテリー電力が消費されます。
- 外気温の低さ。 リチウムイオン電池は気温が約5℃を下回ると大幅にパフォーマンスが低下します。バッテリーが暖まれば本来の性能に戻ります。
- 頻繁なストップ&ゴー。 静止状態からの発進は、電動キックボードのバッテリーを最も消費します。信号や交差点で20回停止・発進を繰り返すと、同じ距離をスムーズに走り抜けるよりもはるかに電力を消費します。
- 体重とタイヤ空気圧、 どちらも転がり抵抗に直接影響を与えます。
正確に速度を測定する手順
- 開けた場所で走行してください。高層ビル群の合間ではなく、公園の通路や交通量の少ない道路が適しています。
- 精度(誤差)が±10m以下に安定するまで待ってから測定・比較を行ってください。
- 平坦な道路でスロットルを全開にし、少なくとも15秒間維持します。電動キックボードがリミッター速度に達するまでには少し時間がかかります。
- 本体のメーター表示と比較します。その後、風や傾斜の影響を相殺するため、逆方向にも走って同様に測定してください。
安全な走行を心がけましょう
小径ホイールと高い重心を持つ電動キックボードは、同じ速度の自転車と比べて路面変化に非常に弱いです。自転車なら難なく乗り越えられるアスファルトのくぼみ、路面電車のレール、濡れた白線などでも転倒の危険があります。ヘルメットを必ず着用し、制限速度は出すべき目標ではなく「車両の安定性が損なわれ始める上限」として意識してください。
よくある質問
なぜ電動キックボードのメーターはGPSより速く表示されるのですか?
モーターの回転数に想定されたタイヤ外周長を掛けて速度を計算しているためです。タイヤの空気圧不足や摩耗、乗車重量によって実際のタイヤ外周は想定より小さくなり、表示速度が高めに出ます。5〜15%程度の誤差は一般的です。
電動キックボードの法定制限速度は?
多くの地域では20km/hまたは25km/hですが、国や都市によって異なり、全面的に走行が制限されている地域もあります。お住まいの地域の最新の法律をご確認ください。本ツールはお手元で選択された制限速度ラインを表示するものであり、お客様に適用される法律を自動判定することはできません。
リミッター解除(改造)されているか確認できますか?
本ツールで実際の走行速度が測定できるため、リミッターが解除されているかを客観的に確認できます。リミッター解除された車両で公道を走行することはほぼすべての地域で違法であり、保険の適用対象外となるのが一般的です。
なぜ実際の航続距離は公称値より大幅に短いのですか?
カタログ上の公称値は、軽量なライダー、平坦な路面、控えめで一定の走行速度を前提としています。坂道走行、低気温、ストップ&ゴーの多用、高速走行などはそれぞれバッテリーを大きく消費し、重なることで航続距離が大幅に短くなります。
画面をオフ(スリープ)にしてもアラートは鳴りますか?
確実には動作しません。スマートフォンがバックグラウンドのタブを一時停止するため、速度測定がストップします。「画面を常時点灯」を有効にし、本ページを最前面に表示したままご利用ください。