あなたの実際の歩行速度はどのくらい?
自分の歩く速さは、意外と勘違いしがちなものです。教科書に出てくる「時速5 km」は、荷物を持たずに平坦な舗装路をしっかり歩く大人の標準値であり、買い物ついでや坂道、犬の散歩での速度ではありません。本ツールでは、実際の歩行速度を時速(km/h)とペース(分/km)で正確に計測します。
計測メーターは歩行用に設計されているため、上限は車のような240 km/hではなく10 km/h程度に設定されています。そのため、時速5.2 km程度の歩行でもメーターの中央付近で見やすく表示されます。
歩行速度の目安
| 歩行スタイル | 速度 | 1 kmあたり | 1マイルあたり |
|---|---|---|---|
| 散策・ぶらぶら歩き | 3.2 km/h | 18:45 | 30:10 |
| のんびり歩き | 4.0 km/h | 15:00 | 24:08 |
| 標準的な成人の歩行 | 5.0 km/h | 12:00 | 19:19 |
| 早歩き | 6.4 km/h | 9:22 | 15:05 |
| パワーウォーキング | 7.5 km/h | 8:00 | 12:52 |
| 競歩 | 11 km/h以上 | 5:27未満 | 8:47未満 |
歩行速度に影響を与える要因
- 坂道。 5%の登り坂では速度が約5分の1低下します。また、急な下り坂でも安全のために登りと同等にスピードが落ちます。
- 手荷物・リュック。 荷物の詰まったリュックを背負うと、多くの場合時速0.5 km以上スピードが低下します。
- 同行者。 誰かと一緒に歩くときは、歩幅や速度が遅い方のペースに合わせることになります。
- 路面状況。 砂地、雪道、荒れたトレイルなどは舗装路よりも歩きづらく、速度が3分の1削られることもあります。
- 年齢と身長。 加齢に伴い歩幅は狭くなり、60歳前後を境に快適な歩行速度は徐々に低下します。
歩行速度でも正確に測定できる?
歩行はGPS測定にとって最も難しい条件です。歩行スピードが遅くなっても、GPSの誤差範囲自体は小さくならないからです。時速0.5 kmの誤差は車であれば微小ですが、徒歩では速度の10%にも相当します。
一定のペースで歩いていても、表示が4〜6 km/hの間で変動することがあります。故障ではありません。数百メートル歩いた後の平均速度を確認してください。それが実際の移動に基づいた正確な測定値です。
- 平均速度の数値が安定するまで、少なくとも400 m以上歩いてから確認してください。
- 精度フィルターは±10 mに設定してください。歩行時は移動量が小さいため、位置情報のブレの影響を受けやすくなります。
- ビル街よりも開けた場所の方が測定精度がはるかに高くなります。屋内では受光・受信できません。
- スマートフォンは手に固定して持つか、アームバンドを使用してください。手を振ると振った手の動きが速度に反映されてしまいます。
ラップタイムと距離
1 kmごとに1行記録され、移動時間をもとに測定されるため、交差点での信号待ちなどはカウントされません。移動時間と経過時間を比較することで、全体のうち実際に歩いていた時間の割合を確認できます。街中のルートでは、全体の約4分の1が立ち止まり時間になることもよくあります。
ルート計画の立て方
自分のペースを知っておけば、ルート計画で迷うことはありません。普段の歩行で一度測定し、速度・距離・時間計算ツールを使ってルートの所要時間を算出しましょう。坂道がある場合は2割程度時間を追加し、忘れがちな休憩時間も別途足しておくと正確です。
よくある質問
一般的な歩行速度はどのくらいですか?
健康な成人が平地を歩く場合、平均約5 km/h(1 kmあたり12分)です。早歩きでは約6.4 km/hとなります。快適と感じるペースには前後1 km/h程度の個人差があります。
一定のペースで歩いているのに、数値が上下するのはなぜですか?
GPSの誤差範囲は移動速度に関わらずほぼ一定のため、低速な歩行時ほど全体の数値に対する誤差の割合が大きくなります。瞬間的な数値ではなく、数百メートル歩いた後の平均速度を参考にしてください。
歩数はカウントされますか?
いいえ、歩数はカウントされません。加速度センサーによる振動検知ではなく、人工衛星による移動距離の計測を行っているため、歩数ではなく距離と速度を表示します。歩数計は歩数を数えますが、一歩ごとの実際の移動距離は計測できません。
ショッピングモールなどの屋内で使用できますか?
いいえ、使用できません。屋内ではGPS衛星の電波が届かず、Wi-Fiによる位置測位に切り替わりますが、誤差が数十メートル生じるため正確なスピード計測はできません。
時速5 kmでの歩行は運動として十分ですか?
一般的な健康ガイドラインでは、中強度の運動として時速6.4 km程度の「早歩き(少し息が上がる程度の速さ)」を推奨しています。実際に本ツールで計測して、ご自身のペースを確認してみましょう。